みなさんこんにちわ。
サポート担当 酒井です。
関東甲信・東北が梅雨明けし、各地で猛暑となっています。
自分の知り合いはインフルやコロナに罹った方がいまして、夏の風邪はタチがわるいなどといいますから、みなさんもお気をつけください。
さて、
紫電改343 -完結編-、皆さまのご支援を受けまして無事 創作の大空へと再び出撃を致しました。おかげさまで好評でこの作品をきっかけにいろいろなつながりが芽生えてきているようです。
■2話以降の進捗状況
次回8月15日、終戦の日に公開予定の第2話、すでにペン入れも終わって仕上げ作業に入っております。予定通りに皆さんにお披露目の予定です。
須本先生より2話の下書き~ペン入れの作業風景の動画を頂きましたので是非ご覧下さい。
現在第4話のネーム作業に入っており作業は順調に進んでおります。
是非ご期待ください。
■なぜ、菅野直が銀河鉄道の夜を読んでいるのか?
それにしても、再開第1話は思ったよりは静かな始まりだったと思います。
僕はやっぱり1話ですから、紫電改と343空の男達が空で闘うシーンで始まるのかと思っていましたが、なんと! 菅野直が宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を読んでいるというシーンがカラーで挟まれましたね。
この、銀河鉄道の夜は昭和16年に発売された岩波書店の日本童話名作選集版ですね。
カンノデストロイヤーとアメリカ軍におそれられたパイロットが蛍の光をたよりに宮沢賢治を読むとは……なんとも幻想的ながら意外過ぎるシーンです。
しかしながら、彼は文学青年でありまして、少年時代・学生時代と本と文学に慣れ親しみなした。兵科学校を卒業後は本が読めなかったフラストレーションでいろいろと書物を手に入れて読みあさったというエピソードもあります。
石川啄木に私淑し、自ら文学サークルを作った彼のことです。
当然、当時とても流行った宮沢賢治文学も読んだことと思います。
「菅野さんは学生時代に生と死についてよく話していて、宮沢賢治が好きだった」
須本先生は調査の過程でこの事実を知り、やはり菅野は銀河鉄道の夜を愛読し人間の生き様にいろいろと想いを馳せてはないかと思い、このシーンを描いた……とのことです。
銀河鉄道の夜の登場キャラクタ、カムパネルラは川で溺れて行方不明になるのですが、菅野直も中学自体に阿武隈川を決死の覚悟で泳いだことがあり、その時の情景は回想として第1巻にも描かれています。
だからこそ、銀河鉄道の夜という作品には、自らと仲間達の生死を重ねざるを得なかったのかも知れませんね。
みなさんは、どう思われたでしょうか。
感想などありましたら、是非ともお聞かせください。
賢治の故郷、岩手県花巻市在住です。夫の祖父が賢治さんと交流があったそうで、賢治さん亡き後法華経を頂きました。地元の博物館に寄託しています。
興味深く拝読しました。旧制中学のトップですから、世が世ならばエリートですものね。 【松山出身の画家・野間仁根】とありますが、吉海町・大島(現在、今治市)の出身かと思われます。
😚